2019.05.25
草刈り手伝人
佐藤賢太郎 

ここ数年、自分の車でわざわざ新潟市から都合がついたとき草刈りの手伝いにやってくる方がいる。この人なしでは、様々なイベントができないほどです。夢追い人の私は助かります。今回は交際アートフェスタの草刈りです。 

だからといって草刈りの日は、彼をあてにしてはならないのです。元校長先生をしていたそうで(今は退職)、それにしてはよく頑張ります。性格は慎重でまじめそのもの、我儘で強引な私とは違います。彼は、よくDVDビデオの新日本風土記やなぜ外国人が日本にいるのかなどをもってきてくれて、私たちに見せてくれます。

彼は過疎の寂れゆく田舎に関心があるようです。彼は佐渡出身で、生まれた家に草刈に行っているようです。「それならば、私のように佐渡で民宿をしたらどうですか?」と言いますと、「私にはできない」と言います。そして私に「これ以上、手を広げないほうがいいよ」と言います。それに対して「私はできなくなったらやめます」と答えます。 

彼は奥ゆかしさか、はっきりものを言わないようです。何故、我が家(コスモ夢舞台)に来るのだろうと思います。彼にとっても限界集落の中にあって、この地域を魅力ある豊かな集落にしてゆくことが楽しいのではないかと思います。 

私は無農薬玄米を作っています。アートの制作を楽しんでいます。国際アートフェスタなど様々なイベントを行っています。ウーフの受け入れをもしています。高校の母校がある喜多方市に、私の彫刻を設置の予定です。そして山羊を飼うことにしました。空き家に卓球台を用意し、ビリヤードも設置します。川に浮かべるボートの船外機も貰う予定です。

きっと彼は、「もう、手を広げるな」と言うでしょうが、今、最高の贅沢をしています。