2011.04.07
向き合う心2
佐藤賢太郎

未だ豊実には雪が残っています。こんな年はめったにありません。それほど大雪の年でありました。
   大震災で日本中が落ち込んで誰もがこれからは解りません。震災に直接会わなかった私たちが明るく前に向かうことが大切と思います。ところで皆さん元気ですか、私はいたって元気です。私のことを気遣ってくださる友人も大勢方もいらっしゃいますので近況報告を申し上げます。

私は今年の始動に味噌作り、講演、震災物資配送、その他雑事あれやこれやと忙しく動いておりますが、そうした中4月5日ガンセンターに家内と一緒に検査に参りました。

血液検査と直診をしていただきました。PSA検査はガンの目安ということで、まずは血液検査と医師が言っておりました。2月のPSA数値3.2から4.45に上がりました。私はいたって健康なので期待はずれです。もっと数値が下がっているかと思っておりました。

次に、直診をしていただきました。肛門から指を入れ前立腺が硬くなっていないかどうかを調べる検診でしたが、硬くなっていないようでした。6月にまた検診しましょうということが結果でした。

 手術を勧めたが聞き入れていただけなかったこと、あなたの治療は何もしていないに等しいと医師に言われました。そして、家内の意思を確認しました。代替療法を家族で協力してやっております、食事療法や免疫力を上げる努力をしていますと答えたが、全く信じておられないようです。

さらに、取り返しがつかないことになるかもしれませんが自己責任でお願いします、と言われました。勿論私は自己責任をとりますといいました。

 ガンセンターの医師の中には食事療法の講演会を開いている方もいて、医師にはさまざまな方がいるようです。

2ヶ月に一度、ガンの患者学研究例会が新潟市で行われる。私はこれで2回目の参加になった。ガン患者だけの集まりで、皆さんの体験談はとても役立ちます。

その中で「佐藤さんは初めからとても明るい人だから、きっと治りますよ。私たちも元気をいただいています」との言葉もいただきました。

例会に参加し、今までにしていなかった「手当て」を実践することにしました。「これ一つが絶対だと言うことはありません」と川竹文夫さんは言っている。最後は自己責任になりますが、貴重な提言をいただいています。

玄米菜食というパズルを組み合わせて絵にするのも一つですが、違うパズルの絵が入っていては絵にならないのと同じである。野球にたとえると、頭脳明晰な人、碁の名人、力のある相撲取りを入れて野球チームが強くなりますか? ごちゃ混ぜではどうにもならないということです。

また、この食品は○○というすごい成分が含まれていますという「思いっきりテレビ」を観て、チョコレートばかり食べさせる母親がいるそうですが、あれで一体どんな絵が描けるのでしょう。これを「思いっきりテレビ症候群」というそうです。

「私は治す、必ず治す」そう信じて実行する方が治るそうです。ガンに限らず、こうして治った方は多くいる。私はこれから「手当て」の努力をしなければなりませんが、そのパズルを完成するまでやってみます。
   そのためには真剣さと努力が要るのは言うまでもありません。