2020.10.11
プレゼント
佐藤賢太郎

 私には守護神が付いているようです。テレビ局が来る前に作品が我が家にプレゼントされた。それは偶然のようですが、ラーメン屋で切り紙作家の半沢さんと出会ったのが始まりであった。半沢さんに、「あなたの作品を持って里山アート展においで下さい」といった。
 豊実について間もなく彼を田んぼに案内すると、新潟日報に掲載されたのがきっかけで多くの方が美術鑑賞をしていた。東京のような大都会ではなく、過疎の田舎、それも高齢の方が美術鑑賞されることが私には嬉しい。
 ところで半沢さんは、約束したことをすぐ実行された。里山アート展会場はもとより、国際アートフェスタの会場もご案内した。和彩館に帰り、帰る前にとりだした作品は素晴らしかった。この作品を見てテレビ局のスタッフはどう感じるであろう。先ほどまでは喧嘩していた私たちだが、この作品を見て家内は感動してくれた。この作品を和彩館に置いていただきたいと思った。この作品を見られるのは今のうち、和彩館に来られた人だけである。こうしてテレビのロケ前に作品が集まります。半沢さんは、「ここはどこの国?」と言っていた。