2020.6.22
楽しい出会い
佐藤賢太郎

 「あなたはどうして毎日書くことがあるのだろうか」と思う人がいると思いますが、毎日感動するから書くのです。毎日違う人との出会いがあり、しかも感動するのです。テレビのドラマより面白いですよ。コロナで困ったと言っている暇はありません。
 これもアートフェスタを行ったからです。昨年に比べて、どういうわけか人が集まるので案内板マップを作りました。それが出来上がるころは、アートフェスタが終わりになります。   豊実は何もない過疎地ですが、そこに人が集まります。どうしてでしょう、不思議ですね。
 その理由は道案内のマップがないこと、そして会場まで行くのに座禅をしたり、オタマジャクシを取ったり、何でもいい絵を描いたり、普通の美術鑑賞とは違う面白い企画があるからだと思います。
 それに和彩館の家に絵を描いて見せます。私の絵ではありません。私の弟子志望の方の絵です。私は彼に「行動して考えながら変更していく」と言っています。今までにないアート展です。  来年は初めから座禅を組み入れようと思いました。私も座禅を訓練しなければなりません。
 今日は3組の楽しい出会いがありました。
 一人はバイクでふらりとまいりました。食事をしながら彼と身の上話もして、ついに空き家を紹介しました。食事代は頂きませんでした。
 二人目は夫婦で、アートフェスタや美術鑑賞の目的で豊実に来ました。フクロウ会館も案内しました。奥さんはことに感動されたようです。会場に案内すると次の方が道に迷っておりました。バトンタッチで案内したら素晴らしいという、しかし弱々しく、しかもハイヒールを履いている。車のバックが苦手な方が多いようです。何とかしなければなりません。
 さて最後の3人目は私のファンだと言います。有難いですね。コーヒーを注文しお金を払いました。そこで私は、サービスで私の本と作品集を差し上げました。奥さんの目は生き生きしていました。 
 この人たちとは私たち夫婦だけで対応しています。誰もいません。正確には好奇心旺盛な南アフリカの青年サンダーが一緒にいます。
 理屈を言って、ぼやきながら暮らす人はいますが、それは自分がそう作っているのです。私達は退屈しません。