2008.04.30
風景の変化1

 Fさんが作ってくれたコンバイン改良型搬送機が木材運びに威力を発揮したことは、先に記したが、再び、大活躍の場面が出てきた。

 かつて佐藤さんが制作した枡形蹲(つくばい)、120キログラムはあろうかという代物を夢工房からトラックで運んできたが、滔滔亭へ行く途中の新プロムナード(名前はまだない)へ設置するためには、可なりの距離を運ばなければならない。そこでお助けマンFさんとともに搬送機が登場。文明の利器は楽々とこれをこなしてくれた。

 桂離宮と同じ顔した枡形蹲の存在感はすごい。一段と彫刻のある小径といった重厚な雰囲気を醸し出してくれる。

 さて、長年、コスモ夢舞台の広報板の役目を果たしてくれた和彩館前の掲示板が突風の被害にあって倒壊してしまった。丁度、地元の方の車が通り過ぎた後であったため大事には至らなかったことが幸いである。原因は支えていた木の支柱が腐っていたのに気付かなかったことにある。Fさん曰く、こういった支えに“杉の生木を使ってはいけない”のだそうである。

こうして「ぎゃらりー和彩館」の入り口が整理されると今度は、駐車場脇の給配水管の目隠し部分が気になりはじめる。何でも揃っているKさん宅から中古のU字溝をいただいて来て、大分奇麗に整備されたところで春の日が暮れた。(御沓一敏)