20170.10.09
里山アート展の方向
佐藤賢太郎 

私は里山アート展をいつまでも続けて行こうと言っていましたが、今年は今後もアート展を続けられるのかなと思ってしまった。準備から草刈、そして貸家のリフォームがあり、疲れたのでしょうか。   

里山アート展の準備は9月になってからではありません。準備は5月から始まっています。里山アート展の初日、参加者が意見を述べました。作品が混み合っていないかとの意見もありました。それには訳があります。作品についてのみ、見るとそうかもしれません。しかし私は、いろんなことを配慮しなければなりません。会場に使う田んぼや土地の問題、天候にも影響されます。それ以上に、思いがけない言葉もあり疲れました。 

しかし私は続ける気持ちになりました。それは里山アート展の方向を決めたからです。

作品の質(?)を競うのではなく、小学生や障害者、アマチュアの方が参加して喜び合う里山アート展にしよう、そして高齢者も行って見たくなる展覧会にしようと決めました。

参加者にはそれぞれに希望があります。そして喜びや発見、創意工夫が芽生えています。この里山アート展で、自分でそれを発見してみよう。そして私は、過疎でどうしょうもないと嘆くのではなく、ここにこそ希望や夢が見いだせるようにしたい。 

山あり、川あり、田んぼありの自然に囲まれ、素材は発見する懸命さがあれば見つかります。

そしてブータンのように幸福度を考えよう。今の日本ばかりか世界中どの国にとっても、この考えは大切なことではないかと思います。 

私は「The waterside」という作品をつくりました。 そこをより良く輝かせようと、危険を覚悟で周辺の大木を切り落としました。里山アート展開始していますが次々とメンテナンスをしています。私は自然を作品にします。そして今年は、やがて必ず行くお墓も「思い出」作品にしました。又今は亡き私を生んでくれた母親も作品にしました。最後の10月9日参加した方がいます。写真です。参考になると思います。そして見学者は高齢者が多いようです。嬉しいですね。