2020.10.8
里山アート展・二人の講演会
大塚秀夫

佐藤賢太郎さんと伊藤千賀さんの講演会は
いのちの田んぼが会場である。
石舞台の座禅堂には参加者が座り
そこには作品も展示されている。
田んぼの作品も風景に自然と溶け込んでいる。
稲刈りが終わった田んぼに
佐藤さんと伊藤さんは椅子にかけている。
そして稲刈り風景を見ながらの初めての講演会
佐藤さんは一人で行う講演は何度もあるが
二人の講演ははじめてである。
伊藤さんとの相性がとてもよかった。
昼食をいただきながらお互いの心情を話していた。
お二人の世界が同じだから細かな打ち合わせなど
要らないのだと思った。
伊藤さんが「私は今63歳です」
というと「えー」と喚声が起きた。
人が何と言おうと人からどう思われようと
自分が希望していることを実践する。
佐藤さんは龍雲寺へ「門」
サブタイトル(時の流れ)の彫刻設置に
渾身を込めて、けがをしても石庭の造園
これだけのことをやっていく。
作品を創り動ける今が最高に楽しいという72歳
普通じゃない 特別な人、宇宙人か?
宇宙人ではない
佐藤さんは超越している。
これからも希望がいっぱいである。