2013.11.07
小学生里山アート展見
佐藤賢太郎 

今年も日出谷小学校の生徒が里山アート展に参加した。そして恒例のように、里山アート展見学に全校生徒がやってきた。私は小学校の生徒と共に作ろうなどと考えなかったが、作家の間地紀以子さんが小学校と接点を取り持ってくださり、以来、日出谷小学校の全校生徒が里山アート展に参加するようになった。 

本日の鑑賞会は青空のもと自由にのびのびと田んぼを走り回っていた。先生は安全管理面から「走るなよ」と生徒に心配して声をかけていた。怪我のないように最大の注意をはらっている。それはよく分かるが、私の本音を言えば走ってもよいと思う。なぜなら転ぶことによって、危険に対応する能力が身に付くからだ。生きていくことは、危険と隣り合わせである。その俊敏さを養うことも生きる力となるだろう。 

昨年と同様全員集合してもらい、自分の気に入った作品の感想を述べてもらうことにした。私を中心に座ってもらい、一人一人全員、何が良かったかと聞きました。そして先生方にも応えていただきました。

高学年の生徒は作品について、こういう所が素晴らしかった、メダカの泳ぐ自然が良かったなどと、それぞれ素晴らしい感想や意見を述べていた。小学1年生は、アスレチックやシーソーが楽しかったと言っていた。この中から、将来作家になる生徒が育つかもしれません。

アートで何ができるかを問い続けている里山アート展である。未来ある小学生との接点は、その答えのひとつかもしれない。