2008.09.11
里山アート準備3
佐藤賢太郎

今年初参加の作家2段目が豊実入りして作品つくりの入りました。
    壁面に絵を描く北条さん、そして竹を使って生け花をしてみようとされる篠田さん。北条さんからお聞きいたしましたが、篠田さんはある大学の教授で遺伝子の研究をされていてとても権威ある方だそうです。

 その世界におられたらそうでしょうが、ここに来られましたらそれは通用しません。どれだけ純粋に向かうか、それが価値だと私は思っております。たとえ有名作家が来られても私は同じスタイルで受けようとしています。

さて篠田さんは大変謙虚でおいでの方でした。竹を集めるのも自分のできないことは全てスッタフを頼み自費で取り組まれました。
私はずぶの素人ですのでよろしくお願いいたしますスッタフにお願いしていました。誰でも自分が通用するところで勝負したいものですがそうでないところに挑戦するところに気概があると感じました。作品作りもずいいぶん悩んだようです。現場について自分のイメージと違う状況なので戸惑ったようであります。最後これで行きましょうと私は言いました。スタッフも地元の方がいてくださりとてもすばやくこなされるその姿に感銘されたようです。食事のとき人間の能力とは何を価値にして現代人いっているのか、などとアート以外のことで話し合うことがありましたが、まったくそのとおりですと意見が合いました。それは里山アートシンポジウムのときに話されるかもしれません。

 一方絵を描く北条さんは篠田さんの仕事のほうが気になって?楽しそうに見えて離れません。そろそろご自分のをされはと、促しましたほどでした。彼女にとっても難しい課題がありました。それは自分ひとりの絵でなく共同制作ということでどこまで描いていいか難しいのです。それでも私が最後は責任を撮ればよいことでありますから先ず描くことですと言いました。何も最終的な壁画ではありません。書いたことで次が始まるのです。動いた方があってそこから次に進歩があると思います。

 里山アートは見えない部分が半分以上あります。それは現地に来て準備をして見なければ解かりません。何だあんな幼稚な作品を並べるのかと感じた作家も居るでしょう。しかし何もないところから立ち上げることを経験されることあるのでしょうか、という自負をもっております。一歩一歩あゆみながら積んで行きたいと思います。