2006.10.15
新潟日報に掲載と初日

里山アート展が新潟日報に掲載された記事をご紹介します。シンポジウムの開催日が違っていたので、都合2日間続けて紹介されることになる。

さて、天気に恵まれた初日であるが、気になる来訪者はどうであったか。和彩館だけで15名くらいということなので、こちらではまずまずの出足といったところだろうか。
やはり、年齢的には高齢の夫婦の方が多かったような気がする。

2歳くらいのお子さん連れのお父さん、農業指導員のFさん作の籾殻作品・「うららかな日」の籾殻をオチビちゃんがかき回しはじめて慌てる場面も見られた。
じっくり、三脚を構えて、本格的に作品の1点1点を写真に収める人、「夢のイス」に腰掛けて写真を撮る人、皆それぞれに楽しそうであった。
日曜日なのに、残念ながらSLは通らなかった。

特に式典などは考えてなかったし、パフォーマンスという意味でもないのだが、午後からは前述のFさんと一緒に足踏み式の昔の機械を使って古代米の脱穀を行う。
そこへ地元のSさんがやって来た。例によって、見ているだけなので、半ば強引に手伝ってもらった。

今時、足踏み式で脱穀をやっているのは珍しいと思うのだが、さほど関心がないらしい。唯一、新潟市から来られたという3人連れが立ち寄っていかれた。生まれてはじめて見る経験だと大喜びで、写真を撮っていた。

やってみて分ったことは、現状のスタッフだけで人力での古代米作りは難しいということ。残念ながら、来年は、この光景は見られないであろう。

山里の秋の夕陽が沈むのは早い。大口の黒米を含めて8割方の脱穀が終わったところで締めとする。(御沓一敏)