2009.10.17
里山アート展設置風景
佐藤賢太郎

野外の作品は大きくないと目立たない。東京から石彫を運んだ長谷川さんは、友人を頼みユニック車で設置された。漆山さんは新潟から息子さんを助手にしてクレーン車でお出でになり、設置してくださった。 本当に情熱がないとできないことである。

長谷川さんは私有地に川を背景にして作品を置いてみようと意図した。当然、私有地である為に地主の方の許可を得ることになりました。地主の真田さんは日ごろから私のすることに好意的であり、快く受けいれてくださり、そこで作家との会話も生まれ、お陰さまでアート展が、こうして一歩地元に入ることにもなった。作品が田んぼから飛び出したのは、昨年もそうであったが、作家には好みの場所があるからのようだ。

また、吉田さんは水仙ラッパのような布の造形を立てる準備に暗くなるまで頑張っていた。しかし、強い風が吹くと作品はとても弱い。私も倒れた作品を何度か地面から起こした。

衛守さんは卵の作品を木の枝の上に取り付ける。自ら豆トッラクを運転し、作品を運び、明るい様子にとても好感が持てた。

   安部さんは、茨城から幼馴染の親友を今年もアシスタントとして連れてこられて制作に入った。すごい速さで素晴らしい作品を完成させた。しかし泊まったのがカメムシの宿で、これには苦労したようである。これもコスモ夢舞台ならの制作風景である。