2014.03.18
出前料理
佐藤賢太郎 

阿賀町上川にある「みかぐら荘」温泉旅館のマネージャから、和彩館で出す玄米菜食を冬のイベントの一つとして予約限定で出前料理してみないかと電話があった。

家内は受けることにした。打ち合わせ、下見、前日一日がかりでの仕込みと、本当に準備が大変でした。家内の意向で、私と母そして妹が参加することになった。食事の前にまず温泉に入り、14人のお客さんと共に食事をしました。今日の料理について、家内が説明をしました。

本日のメニュー表

1.          玄米ご飯(玄米、玄米と黒米)無農薬玄米

2.          重ね煮味噌汁(ごぼう、人参、玉葱、大根、中しいたけ、油揚げ、ネギ)ただし、カツオなど一切使わない。

3.          麩カツ(車麩、自己菜、パン粉)卵も使わない。

4.          ごぼうのまる煮(ごぼう、梅干し)

5.          さつまいもの梅煮(サツマイモ、梅干し、ブロッコリー)

6.          重ね煮と豆のマリネ(玉葱、生シイタケ、えだ豆、ひたし豆)

7.          豆腐といちごのフルムース(イチゴ、豆腐、レモン汁、玄米甘酒)

8.          かぼちゃのスープ(カボチャ、玉葱、人参、豆乳)

9.          豆乳ココア(豆乳、ココアパウダー)

10.        三年番茶(有機葉三年番茶)

このメニューを書くだけでも大変だから、作るとなるとさらに大変な苦労です。以上で1500円。アシスタントを頼んでいるのだから当然儲けなどほとんどない。関東では、とてもこんな値段では食べられない、おそらく3~4千円になるだろう。それを度外視して受けた家内である。

 食の説明で家内は、どうしてこのような料理を作ることになったか、もちろん私がガンになったことがきっかけになったと説明しました。飛び入りで、私も話をすることになりました。私は「この料理を毎日食べています。気力が今までにないほど出てまいりまして、頭が冴えてきました。」と言いました。ちなみにこのような玄米菜食を続けて4ん年目になります。 

玄米菜食はとても地味ですが、大変手間がかかります。和彩館に来ると、仲間の皆さんもこれを食べています。とても贅沢な食事をしていることになります。

一歩一歩ですが、こうして和彩館の食事は外に広がっています。