2015.03.04
重ね料理から学ぶ
佐藤賢太郎

家内が先日、新潟市に行き料理教室に参加しました。

料理といっても、その辺にある料理教室とは少し違うようです。

講師の戸練先生は食べ物を世界平和にまでつなげて話をされる方だそうです。食材は、一切無駄にしない料理です。その先生は「この鍋には宇宙がある」とまで言ったそうです。そして、先生はみんなと一緒に手をかざし「天地のお恵みとこれを作られた方のご愛念に感謝して料理させて頂きます。この食べ物が私たちの身体の中に入って自他ともにお役に立ちますように、ありがとうございます」と、鍋に向かって唱和したそうです。料理教室でレシピのように上手に作る方法を学ぶだけではないようです。

 重ね料理ですが、シイタケと玉ねぎ、人参は相性がとってもいいと言います。もちろん一切水は使いません。その料理は、とてもエネルギーが出る食べ物だそうです。もちろん、学んだ料理で今晩食べさせていただきました。

家内から聞いた話ですが「シイタケは鍋の一番下、真ん中に玉ねぎ、一番上に人参を重ねます。シイタケは時間をかけ宙に育ち、玉ねぎは土と宙の間、人参は地中に育ちます。それが力を合わせると美味しい料理ができます」と学んだそうです。

その話を聞いて私は思った。人間世界も同じではないか。みんな違った育ち方をし、個性がある。しかし違ったものがうまく合体すると素晴らしい力を出せるのではないかと思う。この混ぜ合わせ合体させることが非常に難しいものです。

 コスモ夢舞台会員も野菜のように皆違う個性がある。それをいかにして重ね料理のように、できるかが大切だと思った。

これからは、このようなスタンスでコスモ夢舞台を夢あるものとして進めてゆこうと思います。

学び心があれば、どこにも師はあるものです。