016.06.18
体験学習生徒からの手紙 1 

 拝啓 風薫る頃となりました。佐藤様にはお元気でお過ごしのことと思います。私も、将来の夢を叶えるため、日々勉強を頑張っています。

 さて、先日はお忙しい中、私たちのふれあい体験旅行のためにお時間をくださり、本当にありがとうございました。わたしは、阿賀町よりも都会ですごして来たため、田舎での生活に慣れていないので、最初は緊張しましたが、佐藤家の皆様が優しく、そして温かく迎えてくださったので、すぐに緊張がとけました。

 私が今回の体験で一番勉強になったのは、どのような事が幸せであるかという事です。

私の中の「幸せ」というのは、お金をたくさん持っているなどの目に見えて分かるものものだったのですが、佐藤家の皆様と一緒に三日間過ごして、本当の「幸せ」というのは目に見えて分かるものではなく、目には見えないものであると学びました。佐藤さんの家は特別に大きい訳ではなかったですが、佐藤さんは食事をする時に、「今の生活はすごく幸せだ。」と言っていたのがとても印象的に残っています。私も、佐藤家で過ごした三日間は楽しくて幸せでした。

 また、夕食のときには、私たちの夢を聞いて下さったり、自然についてのいろいろなことを教えてくださったりして、とても嬉しかったです。私は、野菜がとっても苦手でしたが、マキ子さんの料理はとても美味しくて難なく食べることができました。

 たった二泊というとても短い期間でしたが、私にとってはどれもしたことのない貴重で新鮮な経験でした。「幸せ」とはどのようなものか、改めて考えるとても良い機会になりました。是非これからの生活に生かしていきたいと思います。

 本日は取り急ぎお礼までとさせていただきます。また改めて報告書を送らせていただきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

 これから、日に日に暑さも増していくことと思います。佐藤様もどうぞお体に気を付けて、日々お過ごしください。皆様のご健康をお祈り申しあげます。  敬具

 五月吉日

          体験学習生徒