2010.05.16
体験学習スタート
佐藤賢太郎

いよいよ今年も首都圏からの中学生の体験学習受け入れが始まった。我が家はどういうわけか、男子生徒がほとんどである。それがどういうわけか、スタートの4月10日に都内から女子生徒が来ることになった。

生徒にはいつものように風呂掃除と風呂焚きを体験させ、そして古代米田んぼの田植えを体験させることになった。素直であったがおとなしく返事が小さかった。返事は大きく聞こえるように、その他、礼儀作法等も教えた。食事のとき、例によっていろいろな話をした。夢は、と聞くと、この生徒たちはこうなりたいという将来像をきちんともち合わせている、とてもよかった。

一泊だけであり、あれもこれもできないが昔ながらの自給自足の体験を少しさせようと思っている。朝、ご飯を炊く薪を川端から集めてくる体験。そして、その薪で私の母(87歳)がご飯を炊くところを見学させた。この体験は、彼女たちにはどんな印象となっただろうか。

ところで妙な逆転現象に気が付く。都会の子が田んぼに入り、風呂焚きをして薪運びを体験する。ところが田舎の生徒は、そんな経験をすることがまったくない。歩くこともなくスクールバスで家まで送り迎えされている。さて、どうしたものだろう。