2008.09.25
雨の中の体験学習
佐藤賢太郎

埼玉から来られて中学生たちにここはいちばん厳しい体験をするところだよ、良かったねと、夕方に到着した生徒に夕食をしながら話した。

翌日は雨模様であったが流しそうめんをしようと妻より提案があり生徒を連れて朝6時半古山さんに案内されて竹取りに山に行った。そこは廃村になった集落であり私も始めてのところであり、崩れかけているその村の姿に感慨深いものがあった。午前中は雨が降らずに何とかもった。そこで生徒はまきを切る作業を鈴木さんの元でしていたが、11時頃より雨が降り出した。

午後作家の壁面絵画の制作現場に行き雨対策の養生を手伝うことにした。雨は夕方に向かい一層激しくなってきた。生徒にぐずぐずしないで進んで動くことを指示しながら一緒に雨の中夕方の5時まで作業をした。「雨の中最後までやりきる作業などしたことがなかったのではないか、ほかの民宿ではおよそ内で濡れないようにように何かしただろうがやりきるとができたのはすごいことだよ、これが厳しい体験教室に来たということだよ」と生徒たちに言った。彼らも笑みを浮かべながら誇りに思っていたようで記憶に残るお土産を持たせたことになったと思っている。