2010.10.26
嬉しい手紙から
佐藤賢太郎

田んぼ夢舞台まつり出演者の皆さまにお礼状を出させていただいたところ、津川民謡保存会のNさんから嬉しい報告と暖かい励ましの手紙をいただきました。

その一部を勝手ながら抜粋いたします。「皆さんの心が天に通じたのか青空の最高のステージにしてくれました。私たちも日頃の練習成果を観客に披露できて、今後の励みになります。二軍選手の編成でしたが、自信がついたのではないかと思っております。ホームページの写真を子供たちに見せてあげました。崖の上のポニョ出演の子供は新しい踊りを作ってとはりきっていました。いつもホームページ拝見しています」などなど嬉しい手紙をいただきました。

 田んぼ夢舞台祭りは特定のサークルグループ関係者で見るのではなく、大人も子供も一緒になって出演し、しかもいろいろな方々が道路で気楽に見物できるところが特徴です。出演する子供の世話をする方々の苦労が察せられます。あれは上手くないなどと、能書きは誰でもいえますが、ひとつの形にするには何事も裏方の努力が9割と実感しています。

 西会津から見学に来てくださった方がおっしゃいました。「出演されている方がみんな輝いていました。陰になって盛り上げる方も自分のことのように嬉しそうに動いている姿が印象的でした」と。

こうして少しずつ、地域に繋がりをもったイベントになりつつあります。有名人を呼ぶこともなく、派手ではありませんが本当に地に足の着いたイベントになっていると自負しております。もっと多くの方々に来ていただけるように、さらに人の繋がりを広げていきたいものです。

こうして数々の陰の努力が、少しずつ変化を生んでいます。ホームページ掲載も仲間の尽力があってのことです。石舞台も仲間の夢にかける共同作業でそれが生き、演出に花を添える舞台となりました。演奏者のご尽力もありました。役場の方の協力もありました。 

当日までは本当に時間はかかりましたが、それが雨を晴れに変え、天をも味方にできたのでしょう。一人ひとりが持っている力を出し合って、何もない過疎の地に夢舞台を作りつつあります。そこには表も裏もなく、参加したすべての人が主役の晴れ舞台があります。