2010.07.16
石舞台つくり
佐藤賢太郎

田んぼ周辺にビオトープを創り始めて5年もたつだろうか。使われていない田んぼに草が生え、里山アート展会場にするにも草刈りが大変であった。少しでも草刈りを少なくすることもあり使われていない田んぼを池にした。

そして、そこに水芭蕉や睡蓮、古代はすを移植した。蛍が見られるようにといつも水が流れる小川も作った。池は未完であり、ビオトープつくり全体としてはまだまだだが、箱庭のような田舎の原風景ができあがった。

   ビオトープに関心のある人は多いが、大概の人は革靴やカジュアルシューズで訪れる。初めから長靴で旅をする人はまずいない。そこで田んぼのあぜ道を歩くとなると抵抗感があると思う。少し雨が降れば露がズボンに付き、靴はぬれ泥が付く。
   話しとしては面白いが、現実になるとビオトープ見学は難しい。

そこで私は田んぼのあぜ道に石畳を敷くことを思いつきました。石は自然でいい、草は生えない、これなら雨の日でもシューズで歩くことができる。メダカの泳ぐ様子やドジョウもおたまじゃくしも、蛙もみんな身近に見られる。こういう小さな生き物たちを見ていると、とても楽しい気分になる。                         

昨年、田んぼのあぜ道に木製の芸能舞台を作った。今年はそこに石舞台としてステージを作ることにした。この夢が実現に向かうのは仲間いるからであり、何より会員の大野さんが私の夢を実現してくれる存在があってのことです。

石舞台が間もなく完成する。全国どこにもない取り組みだと思う。                 

「志ある人々よ、コスモ夢舞台へ集まれ」と私は呼びかけたい。