新潟県知事 泉田裕彦様

この度はご多忙の中、「里山アート展」を視察くださいまして誠にありがとうございました。私にとりましては、ギリシャの名誉市民公示に劣らぬ喜びでありました。

田んぼに入り、「里山アート展」を友好的にご覧いただいたことがとても印象的でした。さらに、全員集合の村人や仲間、家族に挨拶してくださり、とてもありがたく思いました。

そして、ホームページにも掲載させていただきましたが、いつも笑顔の若々しい姿を目の当たりにした皆さんは、異口同音に「気さくな方ですね」と感想をもらしていました。

ところで、私は科学や文明の恩恵を否定しませんが、これからの時代は「人間が仕合わせに生きる道として、自然との共生、人との共生、助け合うこと。つまり、我も人もの仕合わせで人類は仕合わせになる」と確信しています。

『里山資本主義』という本が刊行され、よく売れているようですが、規模は小さいながら、私たちは既にやっています。それは、まさに地方創生であると思います。

我々の集落もいわゆる限界集落といわれていますが、高齢者が多いから限界ということはありません。都市との交流、海外との交流、その力を生かして、このように生き生きとした空間を創っております。それには、創造的に生きることです。閃き、工夫、アイデア、そこにアート力が生きてくると思います。

こうして18年の歳月をかけ、地道にコスモ夢舞台をつくってまいりました。これからも、変わらぬご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

          平成26年10月8日

佐藤賢太郎