2010.01.24  
未来に向かう点と線
佐藤賢太郎

地域活性化というと、どれだけ地元の方に認められているのかとまずは誰でも言います。何をもって認められるのかは、その活動によって地域経済に潤いが出ているなら分かりやすいだろう。コスモ夢舞台は、そこにはまだ到達していない。次に、その活動によってみんなが楽しんでいただけるならそれも分かりやすい回答であろう。ところが、そんなに簡単にできるものではないと実感しています。  

ときおり私たちの活動を町おこしの活動をしている、とそんな声も聞こえてきますが、まだまだと思っております。
   昨年、田んぼ夢舞台祭りを開催しました。そのとき阿賀町のフラダンスのメンバーが踊りを披露してくださいました。そんなきっかけから、フラダンスは健康やダイエットにも良いというので豊実に講師として指導して下さるというので、家内は習うことにしました。もちろん一人ではなく地元の方を誘いました。誘ってもなかなか田舎ではメンバーが集まらないのですが、それでも5人位になったでしょうか。

 今ではレッスンの日以外に自主的にレッスンをしていることもあり、今まで話したことのない方々と身の上話までするようになりました。地域活性化で何をやっているかより、いかに親しい人間関係ができているかがものすごく重要なことだと感じています。家内は阿賀町福祉協議会評議員や地域定住者推進委員などの役や、地元の方々との付き合いも私以上にこなしていますが、それでもまだまだです。ところがこのフラダンスを通して、今まで話をしたことがなかった方々と深くはなし合うことができるようになってきたようです。 

 秋の田んぼ夢舞台祭りでフラダンスの発表をしようと、目標にしています。このフラダンスにしても人をまとめるということは簡単なことではありませんが、昨年の田んぼ夢舞台祭りから人間関係はひろがってきました。

 地元の協賛をいただくのも簡単ではありません。一人一人にお会いして協力を取り付ける一歩一歩地道な努力が必要です。この不景気という時節柄協賛をいただくわけですから、容易ではありません。しかし流した汗の分だけ、お互いに真剣になれるのだと思います。フラダンスも協賛のお願いも点ですが、それが継続によって線になるのでしょう。

 協賛お願いの文章は、会員の方から地元の企業各社にお送りしました。次に私がコスモ夢舞台冊子vol.2を持参して各社に伺う予定であります。すこしでも多く協賛していただけることがコスモ夢舞台を地元に知っていただけることと思います。遠く離れた仲間とこうしてひとつの夢舞台つくりに向けてそれぞれの特技を生かし、活動することが点であり、仲間の結集がコスモ夢舞台という線になると思っております。地元だけではとても夢は作れません。いろんな要素、点を取り入れてこそ独自のコスモ夢舞台として成り立っています。