2010.12.23
先の夢をともに
佐藤賢太郎

コスモ夢舞台つくりはスタートから15年が立ちました。進化し継続してきたことはすごいことであります。まだまだ進化してゆく意気込みを持っております。

 しかし、高齢化も進み体力的に以前のようにはいかない事も出てまいりました。これもごく自然なことなのでしょう。さて、建設やビオトープつくりなど体力がついてゆけないことを境に、私もコスモ夢舞台をリタイアと思われるかもしれませんが、そうではありません。

先日、テレビの放送で知ったのですが、最近都会では若者が他人同士で暮らす同居型の住まいを求めているそうです。「ただいま」と帰るとリビングにいる同居人が「お帰り」と答える。食事などは共にして、寝る部屋はそれぞれ個室になっているという。田舎から都会に出てきて、会社とアパートの行き来で食事は一人でいつもする、そんな生活の中で孤独感を感じ、共同生活を求めるそうです。人間は一人では淋しい存在であります。

先日仲間の皆さんと会ったとき、これからのコスモ夢舞台の夢を話しました。
   一つは直ぐに実現できることとして、このコスモ夢舞台の「石舞台」に名前を永久保存。つまり、足跡を残された方々の名前を刻むことであります。

   その二、これはもっと先の話ですが、お子さんと同居していない方や一人暮らしになった場合には、高額老人ホームなどに入所するのではなく、我が家をグループホームとして仲間とともに暮らしてみることにしたいのです。その滞在期間はそれぞれ自由ですが、介護していただく方は当然私たちより年齢が若い地元の方にしていただきます。
   つまり、縁あって出会った私たちは、できるところで力を出し合い助け合いながら暮らしてゆけたら楽しいと思うのです。

あの世に行くまで、ご縁をいただいた方々と桃源郷つくりに夢を持ち続けていきたいものです。