2006.11.19
農家の人々と語る

農業指導担当のFさんがコスモ夢舞台に訪れて、早くも1年が過ぎようとしている。
去年の今頃は、古代米を自分たちの手で作ろうと種籾を探しているところへ、里山アート展を見るためにFさんがおみえになったというのが米作りの発端である。

昨日は、地元で唯一の農業指導委員Iさんも出席され、来年以降の夢を語った。
残念ながら、地元の米つくり請負組合の「ええべの会」のMさんは急用ができて出らなかった。

話しているうちに分ったことは、農業というのは地元の人にとっては最も身近な物であり、理解しやすいこと。R459のいわばメインストリート沿いにある佐藤家の田んぼは、衆人注目の的で、去年とは違う出来映えであり、誰が作ったかは豊実地区だけでなく隣のムラまで響き渡っているという。

農業指導委員Iさんも自らお米を作っているようで、お米に関する話になるとFさんと二人、話は尽きない。
地元の人も勿論、不当に高い価格でということではないが、今よりは少しでも良い値段で売れることを望んでいるわけで、販売方法や販路のことでいろいろな意見が出た。
Fさんとしては美味しい米ができることは、証明できたので、コスモ夢舞台米を幻米にしないためには、同じ品質の米をある程度の量を確保する必要があり、そのためには、肥料や作り方を同じようにしなければならない。しかし、一挙にはそこまでいかないので、全て実績で示していくしかあるまいという結論になった。

Mさんは来られなかったが、農業に関して言えば、ないところからこれだけの実績を残せたことはすばらしいことである。
来年以降Iさんの「できる限りの協力をします」という力強い声を聞きながらお開きとなった。
コスモ夢舞台米もまた、一歩前進である。(御沓一敏)