2007.03.24
話し方

かつて体験談として一つの組織の枠中で、自分の生き方を何十年も人前で話す機会があった。遊び時間はなく何分何秒という正確さで原稿を読むことで人に感動させることはそれなりに難しい。
  今、数年前からそれに変わって自由に話をするコスモ夢舞台をベースに講演をさせて頂く機会が出てきました。これも真面目な話しで、面白くする感動していただくには難しいものだと思う。但しパワーポイントという映像を使えるところがあるからとても助かる。

そしてギリシャ体験談を話す機会を頂くようになった。先日坂下町グリーンツーリズム大学でその話して、大変面白かったと始めて好評を頂いた。このところ人の講演などを聞く機会が多くなった。自分が60歳に近くなって面白い話し方というのはナンだろうと振り返ってみた。その立場になかったらこんなことは書かなかっただろう。

作家でも話し家でもない私は大衆向けに話しに引き込まれる要素を考えてみた。

1. 真実が含まれていること。だからといって真面目一本では面白くない。単調になってしまう。

2. 立派過ぎては面白くない、自分の弱点も入る事、しかし暗くてはいけない。

3. 聞いている相手の登場も大切である。

4. 知識も大切だが自分の体験があることが説得力がある。

5. いい内容であっても自分ひとり走っても人を筆つけない。い間合いの取り方。声の大きさも大切。

6. そこがどのような環境なのかそれも無視できない。

7. 総じて、泣かせる話で感動もある。

テレビなどに見られる対極的に相手、他人を馬鹿と、こきおろして笑いをとる。これ多用するのではこれは下等な笑いであろう。知識をひけらかして自分は偉いとするのも上等とは言えない。いずれにしても人前で感動してもらえる話し方は難しい。私は笑わせる事が仕事ではない。だから真実を言って、しかもゆとりを持つことで話しをするしかない。(佐藤賢太郎)