2007.04.08
ふるさと原風景つくり1

 今年の目玉は原風景つくりである。無から有を生み出すといってもいい。見向きもされなかったふるさとを、素晴らしいところにする。それがふるさとの原風景つくりである。
 言葉では誰でも言える。しかしそれを実現する事は容易でない。無償の労働、人を巻き込み人の心を動かす事ができなければできない。現代社会はこんなところに問題があるなどと能書きは誰でも言える。こんな言葉を言えるのも自らぎりぎりのところで本業をおいても労働している体験しているから出せる言葉です。

 4月になって桃源の小径つくり村人二人新潟から一人参加、川沿いの木を切り倒し片付ける。さて杉を植林して日本中スギ花粉や動物のだべる実がなくなりサルや熊が出る、そして洪水が起こる。そんな現状にあって少しでも原風景に取り戻したい。そこで我が家の杉木林を間伐し、そこに栃の木を植林する事を考えた。しかしその実現には準備ある。栃の苗がいただけるというと、相手の方が今から行こうとなり夕方福島県荻野のある方の裏山に行って苗堀をしてきた。つまりあとでではなく今すぐに動かなければならない。

 さてその次は水鏡の小径に壊れた大きな焼却炉が無残に残っていて、景観がとてもよくない。これをいつか処分したいと何時も応援してくれる村人に話していた。私の個展もマジかに迫り、後ほど仲間が来たらやろうとも思っていた。ところがこれ又村人が今日やろうといってくれる。そこでもちろん無償で村人応援者3人集り私と4人で焼却炉を解体にかかった。簡単でない。そしてついでに道普請もした。ふくろう会の仲間だけでなくこんな風に村人は、私が描く魅力あるふるさと原風景つくりに参加して下さっている。

 そんな作業をしているところに5月の連休に30名くらい青年たちが参加する旨の連絡ありました。それは里山アートのテーマ悠然として大自然の摂理に学ぶに共感するからであろう。それにしても団体で来てくださる方のためには受け入れ準備がなければ成功しない。その受け入れ準備に4月から私と村人の作業がその下地になっている。
 スピードがどんどん上がっている
。(佐藤賢太郎)