2007.08.18
2007国際交流1-2

三日目 8月18日

制作3日に入った。私は粘土によってリタさんの顔、専門用語で首を作っている。難しい。お互いに10分間ずつモデルをしている。なかなか思うようにならない。近くによってよく見てつくるのだが難しい。お互いに制作は難しいと言っている。そして私は分からない英会話をしている毎日である。それでも伝わっているようである。解らなくともいい。平気で入れることはギリシャのときと同じであるが、はるかに言葉は伝わっている。イネスさんは少し日本語がわかっている。そのイネスさんは速いスピードで石の彫刻をしている。彼女は休まないで仕事をするタイプである。細い腕だが力がある。ためしに私と腕相撲をした。力はある。

朝ご飯が終わって日本語教室になった。日本語の素晴らしさについて話した。漢字には皆意味がある。英語にはそれが無い。たとえば山について、親という意味について話すと彼女たちは素晴らしいと言う。人間の人とは支えあうこと人間は一人で生きられないからそうなったといろいろ話した。人と入るの違いを聞かれたので話した。

 さらに日本の書いただいた「いぶき」についてその意味を伝える。A touch of spring in the air  あなた方が此処に来ているのもいぶきです。と言うとても喜んでいた。いぶきとはまさにコスモ夢舞台のことです。ともね。

 お昼ごはんのときは英会話教室。コスモ夢舞台のコンセプトについて英語で説明する。感動ある人間交流、一人一人が輝く、ホンモノを見詰める。これを私ながら言うとホンモノの英語でフォローしてくれた。こうして彼女たちにコスモ夢舞台のコンセプトを伝える事となった。いずれもとても関心を示してくれた。

午後制作に入った、御酒のにおいをしながらお客様も来た。ほんとにやっているのかと少し情けない話だが。何でも受け入れる。

 さて気分転換に散歩と谷底に誘う。ロープを伝わって降りてきた。わー素晴らしいと感嘆の声、日本の女性だったら第一降りない、感動もしないだろう。大切な方の到着する時間が近づいたので崖を上ることにした。登りあがって感動の顔。賢太郎さんサンキューベリーマッチという。私をグッド、ファニーとも言う。おそらく日本の女性ではこんなやり取りはできないだろう。たくましいのだ。蚊だってアブだって刺されているんです。いちいち大騒ぎをしない。そこがかわいらしい。日本人は過保護に育てられられすぎていると感じた。

 ところで個展前の忙しいときになぜ受け入れをしているのか。それは感動を得るためです。作家は新しいものに好奇心をもつ事が大切な精神だからです。感動する感覚を忘れてはいけないと思う。異国の美しい女性を見て感動するように、いろんなことに感動することは制作活動にとても重要です。リタさんも東洋の私の顔に珍しがっていました。好奇心でしょうか。

 さて夜は家内の作った餃子がとてもおいしいといことから自分の娘のようでと機嫌がいい。私も可愛い娘を前に食事ができるこれもめぐりあわせ。誰かにうらやましがられるかも。お呼びする事を面倒と思ったらこんなことにならない。計算しないで行動するか、しないかです。感動するか、しないか感覚で動くだけなのです。女だってそうです、そうすればそういう人と出会います。。

 食事が終わって歌を歌う約束をしていた。リタさんがポルトガルの歌を歌うとても綺麗な声であった。ジャズが好きでマイルスデビスで意気統合。枯葉のCDがかかると歌う。アトリエに送り届けると、とても星が美しいと感嘆の声を聞きく。お別れに何時も握手をしますが、今日はとっても幸せありがとうと心から言う。こんな日の3日めであった。(佐藤賢太郎)