2008.09.20
古代蓮とメダカ
佐藤賢太郎

使えない田圃を蓮池にしようと仲間とそしていろんな方と力をあわせ完成した。しかし古代蓮の姿はそこにはなかった。今年はじめて蓮田からわざわざ蓮の根を運んでくれ植えた。葉は芽を出したが蓮の花はなかなか見られなかった。7月末に古代蓮は一つ、つぼみを見つけた、咲くかもしれないと期待したが次に見るとつぼみは落ちていた。だめなのかとあきらめていたところ819日古代蓮は見事に赤い花を開いていた。同じ池に睡蓮は一杯咲いていてメダカもそこに繁殖していた。

メダカの生息にはとても感慨深いものがある。昨年田圃の下に小さな穴を掘って水溜りを作った。そのときは何のために掘ったか解からなかったかもしれない、古木修治さんも参加していた。今年そこに田圃の水を流した。するとすぐにトノサマガエルが泳いでいた、小さなメダカがそこに泳いでいた。そして珍しい青い小さなトンボが水面すれすれに飛んでいた。その他生物が集まる。その循環が手に取るように見えることに感慨深いものを感じる。里山アート会場はそんなところを鑑賞できるところだ。